杉で作った組み立て式スツール

【組み立て式スツール｜地元の木でつくる、“軽やかで頼れる”一脚】

夕方の冷え込む舗道に、すっと立ち上がる二脚のスツール。
削りたてのような明るい木肌と、杉特有の赤みがかった表情が並んでいると、
まるで兄弟のように見えるのが不思議です。

このスツールは、地元の山で育った材だけを使い、職人が手仕事で仕上げた組み立て式です。
脚は外側にほんの少し広がるシルエットで、横から見た時の姿がとても美しい。
無駄のない線で構成されているのに、どこか柔らかい佇まいを感じるのは、
天然木のゆらぎと、手工具で整えられた面の“丸さ”のせいかもしれません。

■ 自分で組み立てる楽しさ
構造は驚くほどシンプルで、パーツが自然と定位置に収まっていきます。
ビスを数本締めるだけで、形を成すのは数分。
手を動かすほどに、自分の暮らしに迎える家具が“自分の手で完成していく”という実感を味わって頂けます。

■ 重ねて収納できる、軽やかな実用性
横から見ると脚はハの字に開いていますが、
上部は同じ寸法で揃えているので、複数台を重ねて収納することが可能です。
イベントやワークショップ、店内什器としても扱いやすく、
使わない時はすっと片付いて場所をとりません。

■ 2つの高さ
用途に合わせて、以下の2サイズをご用意しております。

・大人サイズ：高さ47cm
・子どもサイズ：高さ42cm

イスとしてはもちろん、花台、DIYの作業台、玄関の腰掛けなどにも丁度良い高さです。

■ 天然木について
地元材を使用しているため、木目や節の位置・色味は一点ずつ異なります。
特に杉材は“個性”の振れ幅が大きく、
写真のように明るい白太主体のものから、赤身が混ざった力強い表情のものまでさまざまです。
どうぞ、その違いまで楽しんで頂ければ嬉しく存じます。

■ 最後に
このスツールは、ただの家具というより、
「暮らしのどこかに気軽に差し込める、軽やかな相棒」を目指してつくりました。
組み立てる時間も、触れる時間も、使い始めてからの時間も、
どうか長く寄り添ってくれますように。